12月8日、オリパラウィークス2020オンライン企画第1弾を開催致しました!
第1弾のテーマは「スポーツから考えるSDGs〜東京2020大会とその先へ繋げ!〜」でした。東京パラリンピック日本代表内定選手でもあるパラカヌー選手の瀬立モニカ選手、NAMIMATI なみまち 代表の斎藤克希さん、東京2020組織委員会総務局持続可能性部持続可能性計画課所属の杉本信幸さんの御三方にご登壇頂き、SDGsという観点からスポーツや環境など、様々な立場の目線からお話頂きました。
瀬立選手は競技カヌーについて沢山話してくださりました!スピードが出る分、不安定な競技用カヌーは、カヌーが転覆した時に上手く抜け出さないと命にかかわる場合もあるため、カヌーから出る練習をしたり、またコーチに追い掛けられて逃げ回る練習をされるとの事でした😂また、選手が使うカヌーには選手それぞれのアイデンティティが表れるようなデザインが施されているとの事で、プロの方から直接魅力についてたっぷり教えていただき、ますます東京2020が楽しみになりました!カヌーと環境という面では、カヌー練習の際にゴミが先に引っかかってしまう問題をあげてくださりました。正確な練習ができないことや、流木などと違い減らすことができるものは減らしていくことの重要性について考えさせられました。
また、なみまちというSDGsという観点から社会問題解決に取り組む団体の代表を務めていらっしゃる斎藤さんは、ビーチクリーン活動を例に、ZETT世代というSNSネイティブな若者だからこそできること、そして、そのZETT世代が変わらなければならないという意識の元、見た目もかっこいい、本質を捉えた活動のお話をしてくださりました。例えば自然も動物も大切にする文化を持つネイティブアメリカのペイントをしながらクリーン活動をする様子を体験者がSNSに載せることで、「かっこよさ」を入口にフォロワーにも環境問題を考えるきっかけや次の行動に広がっていくことを目指しているそうです!
人間が自然を休息や癒しとして自然を求めるなら、人間も自然に必要とされるべきだというお話になるほどなと感じました😊
そして杉本さんは、オリンピックは社会、環境、経済という面でも世界的に影響のある祭典であるということから、そこで持続可能性について取り組むと社会実現に繋がるのではないか、という観点からオリンピックにてスポーツで平和と開発への繋がりと共にオリパラで持続可能性の課題に取り組むことに意味があるということをお話してくださいました。実際東京2020大会でも自然エネルギーで100%電力を補うことや、不要になった携帯などを回収した中から金属をとりメダルにするなどという取り組みをされているとの事です🥇
杉本さんは、持続可能性の問題はオリパラでのスポーツを通した活動で終わりにするのではなく、日常生活でも関わることが必ずある課題だからこそ、その後の社会でどう活動していくかが大切であるとお話してくださいました。
また今回のオンライン企画では御三方によるテーマ別ディスカッションも行っていただき、非常に濃い時間を過ごすことが出来ました。
SDGsのゴールとして掲げられている課題は、決して他人事ではないこと、それを多くの人が理解して、行動に移していくことの大切さを感じました。しかし一方で、持続可能性に意味があると理解し、まず興味を持つというスタートラインに立つということが1番難しいのだとも考えさせられました。そのためには実際に体験をして実感を得ることが興味の入口に立つことに繋がると言うことを感じ、私たちができること、そして次世代を担う若者が理解し広めていくことが大切なのだと思いました。
参加してくださった方の中には、沢山ゴールがありどこから始めたら良いか分からなかったが、個人個人が興味を持ったところからSDGsに繋げていけばよいということを知れて良かった、というお声も聞かれました。
SDGsは1つのゴールに取り組むだけで済む問題ではなく、幅広く全ての課題達成を目標にしておりますが、第1歩として、まずは興味を持ったら動くことにまず意味があるのだと思います。
東京2020の運営から携わる方、プロスポーツ選手、若者として今考えるべき課題に意欲的に取り組み活動していらっしゃる方の3方向から持続可能性について考える貴重な時間となりました。
御三方、本当にありがとうございました!
そしてご参加頂いた皆様、ありがとうございました!
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