卒業ブログ、第3弾！
本日のブログは、ありささんましろさんとともにGo Beyondを支え盛り上げてくださった、3代目副代表ののぶさんに寄稿していただきました👏
どんなときも圧倒的な優しさでメンバーを見守り、一人ひとりに寄り添ってくださったのぶさん。パラスポーツの魅力に惹かれ、様々な経験と出会いを力に「どう伝えるか」を考え、駆け抜けた日々を語ってくださいました🌻
こんにちは！先日社会学科を卒業した信岡幸生です。
Go Beyondでは、副代表・広報リーダーをしていました！
今回はGo Beyondやパラスポーツと出会って考えたことや感じたことを書いてみたので、お時間ある時に読んでいただければ嬉しいです💫
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私がパラスポーツと初めて出会ったのは、大学に入学して間もない頃に受けた講義で車いすバスケットボールの動画を観た時のことであった。それまでパラスポーツを見たことがなかった私は、「障害者のスポーツ」と聞いてリハビリのようなものを想像した。ただしその想像は一瞬にして打ち砕かれた。見慣れない形をした車いすに乗った選手たちが激しくぶつかり合い、時に車いすから落ちながらも屈強な筋肉で車輪を回し、強烈なシュートを決める。そうした場面を見て、障害者スポーツだとか以前に、いちスポーツとして胸が熱くなった。
そんなタイミングで出会ったのがGo Beyondで、オリンピック・パラリンピックが東京で開催されることを機に「もっと多くの人に知ってほしい」「魅力を発信したい」という想いで、パラスポーツの世界に足を踏み入れた。
ポスターを作成したりSNSを活用したり、パラスポーツ体験イベントを開催したり
と、最初は先輩の見様見真似で様々な活動を一緒に行わせてもらった。とはいえ元々パラスポーツをほとんど知らなかった私は、発信をする際にそれと同時にたくさんのことを調べたり、話を聞いたりして学んだ。時には学外の方々にも多大なご協力をいただいた。そんな周囲の方々に恵まれたGo Beyondでの日々が私にとっては最高に刺激的だった。
Go Beyondには「様々な違いを越え、誰もが輝ける共生社会の実現」という目標がある。2年生に上がるタイミングでは新型コロナウイルス感染症の影響で東京2020大会の延期が決まった。対面を伴う活動にも制限が出る中で、先輩・後輩・同期と活動の方向性、目指すべきものについて何度も議論した。活動について厳しい意見を目の当たりにすることもあった。しかしそんな中でも自分達のすべきこと、できることを話し合ってみんなで実行してきた経験は、私の大学生活を通じた最大の財産と言えるかもしれない。
▲ポスター作成や動画編集も、オンライン期間に先輩に教わりながら積極的に取り組んだことのひとつ
ある尊敬する元パラアスリートが以前こんなことを言っていた。「自分にとってそれが楽しいかどうかはやってみないと分からない。だから僕はどんなことでも誘われたらまず一度はやってみるようにしている」と。
大学入学までは全く縁のなかったオリパラ、パラスポーツの世界に飛び込んだことは、それまでの自分にとっては勇気を持って一歩踏み出した経験だった。今ではその世界にすっかりハマってしまい、卒業した現在も様々な形でパラスポーツの世界に関わらせてもらっている。
パラスポーツは障害のある人のためのスポーツであると同時に、多くは障害の有無を越えて誰もが楽しめる「ユニバーサルスポーツ」だ。例えばボッチャは元来脳性まひ者のために考案されたスポーツであるが、障害の有無に関わらず広くプレーされていて、地域によっては小学校のクラブ活動や高齢者のコミュニティの一つとして親しまれている。
何事においても、「自分には関係のないことだから」と興味を持つ機会を逃してしまうことは多い。もちろん自分も知らず知らずのうちに失っている機会はたくさんあると思う。パラスポーツについても「やったことがない」から目を向けたことがない人は多いだろう。当然のことだと思う。
だから自分は、Go Beyondという場に偶然にもめぐり合ったOBとして、これからも一人でも多くの人にパラスポーツを「する」「観る」「支える」ことの面白さを知ってもらいたいと思う。少しずつ、自分にできることは多くはないかもしれないが、たくさんの人が「面白いじゃん！」と出会うための一助となることを目指していきたい。
末筆となりましたが、Go Beyondを通じてお世話になった方々、多くの気づきを与えてくださった方々、本当に本当にありがとうございました！
✍編集後記 by🍃✍
新生活のお忙しい中、ご寄稿いただき本当にありがとうございました✨
のぶさんには、出会った人全員に「（のぶさんと）一緒に活動できて良かった、楽しかった」と思わせるパワーがあるとずっと思っていました。今回ブログを拝読して、それは穏やかさや優しさと同時に、「パラスポーツを伝えたい」という強い情熱が、行動や言葉、姿勢を通じて多くの人の心をひきつけたのだと感じました😢
これからものぶさんらしく、にこにこでご活躍されることを心から願っております‥！本当に本当にお世話になりました。後輩にもたくさん会いに来てくださいね🦀👍
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